息子の咳が止まらない~健康塗り壁で室内空間を塗り替える(3)
ビニールクロスの安全性
ハウスクリーニング済みの新居に越して以来続く、息子の咳。
タバコの影響に対し、消臭剤(バイオ系&ミネラルイオン系)を使い、
空気は少し良くなった気がしたものの、
咳はおさまりません。
寝具の問題?風通しが悪い?
原因を突き止めたい一心で、住宅に関わる書籍を読み漁りました。
すると…納得のいく情報にたどり着きました。
ビニールクロスで部屋を覆うことが、
シックハウス症候群に代表される不調の原因だ!
こうした記述は、家と健康の関係性について書かれた書籍には、必ず登場します。
ポイントをかいつまんで紹介しましょう。
・ビニールクロスは呼吸をしない材料
→湿度の調整がきかない
→化学物質が室内に閉じ込められる
・ビニールクロスそのものに化学物質が含まれる
<施工に関わる問題>
・ビニールクロスを貼る接着剤に化学物質が含まれる
・ビニールクロスを扱いやすくするための可塑剤に化学物質が含まれる
もう少し具体的に書くと…
一昔前に、建材に含まれる化学物質=ホルムアルデヒドに発がん性があると、話題になりました。
その後対応が進み、ホルムアルデヒドの規制が進みました。
サン○ツを始め、一般的な壁紙には、ホルムアルデヒド等級の記載があります。
実際に、新居に使われた壁紙は、最高等級の【F☆☆☆☆】でした。
安全そう?
いやいや。
よく見てみると、怪しいんです。
サンゲツの壁紙カタログを見ると、ホルムアルデヒドや重金属、VOC等々の物質について、自社規制している旨が書かれています。
が!その他の物質についてはどうなのか、何も書かれていません。
例えば、アセトアルデヒド、亜鉛(安定剤に使用)、チオベンタゾール(防カビ剤に使用)、DOAやTCP(可塑剤に使用)…は、どうなのか。
それに、ここに書かれた規制基準も、安全かいなかがわからない。
当然、専門機関で検査がされているのでしょうが、
私が気になるのは、「0歳児の身体にとって影響がないと言えるか」です。
親としての見解は…
結論:ビニールクロス以外の仕上げを探そう!
ゼロなら安心できるが、微量でも有害物質が含まれているなら、安心できない。
これが、親としての私の見解です。
数年前と比べ、安全な建材ではあるのかもしれない。
自社データ上は、「影響なし」と言えるのかもしれない。
けれど、その空気空間に長時間暮らすと思ったら、蓄積される影響は看過できません。
では、次の課題は?
「ビニールクロスがダメなら、どんな建材なら良いのか」
新しいテーマに対し、さらに探求を続けました。