電子レンジの電磁波って大丈夫?前編・特徴を知ろう!
目次
電磁波の代名詞・電子レンジですが…
皆さんのご家庭では、電子レンジは使っていますか?
家族が多いお宅
帰宅時間、食事時間がバラバラなお宅
電子レンジ無しでは生活が回らない!という方も多いのでは?
僕は料理をよくするのですが、料理研究家監修のレシピでも、平気で「電子レンジで加熱」の工程が登場します。
便利なのはわかる!!
ただ…ポノリフォームのお客様は皆さん、電子レンジの電磁波を気にされます。
電磁波関連の仕事をしているので、お客様以外からも
「電磁波と言えば、電子レンジが危ないんだよね!?」と聞かれます。
実は!
皆さんの「電子レンジの電磁波が危険」というイメージは間違っているケースが99%!!
いくつかの点を混同してしまっているんです。
この記事では、前編で電子レンジの何が問題かを整理していきます。
そして、後編では対策の基本とベストな作戦をお伝えします。
最後まで読めば、「なんだ、電子レンジってそこまで心配しなくて大丈夫なんだ!」とスッキリされること間違いなしです。
電子レンジから発生る電磁波は3種類ある!
電子レンジからは、3種類の電磁波が発生している。
まず、このポイントが一番大切です。
混同すると無暗に怖がらねばならなくなりますが…
整理さえできてしまえば、それだけで問題の半分は解決しますよ!!
①電場~コンセントを繋ぐだけで発生
1つ目は、電場です。
電子レンジに限らず、日本の電化製品(パソコンや照明機器も!)は全て電場が発生します。
コンセントに繋がっている間はずっとです。
(※ルンバや髭剃りのようにコードレスで動くものは、充電時以外は出ません)
電子レンジも、通電時は常に電場を発生させます。
大体200~400v/m程度は出ていますが、空気中を飛ぶものではないので、
50cm程度離れていればあまり気にしなくて大丈夫です。
※電場の安全ガイドライン値は25v/mです。
②マイクロ波~温めている間だけ電子レンジ内で発生
皆さんが言われる電子レンジの電磁波=マイクロ波である場合が多いです。
電子レンジにはマグネトロンという強い電波を発生させる装置が内蔵されていて、そこからマイクロ波を発生させています。
マイクロ波が食品に当たると、食品中の水分子が激しく振動・回転し、水分子同士が摩擦を起こします。
その摩擦熱によって、食品が温まる。
こういう仕組みなんです。
このマイクロ波。
電子レンジの外側には出ないように設計されています。
もし出てきていたとしたら、人間の体内の水分子も沸騰しちゃいますよね。。
※JOJO第2部にこんな技を使ってくる敵がいましたね。
レンジを使ってるけど平気なら、マイクロ波は浴びていないということです。
と、言うわけで、我々人間の側は電子レンジのマイクロ波を恐れる必要はありません!
ただ、食品の栄養素が破壊されるとか、食べ物本来のエネルギーが抜けるとか…
そういった点は別問題。
諸説ありますし、とらえ方は人それぞれだと思います。
それぞれ判断が必要ですね。。
◎人間には問題なし
△食品への影響は…賛否両論!?
これが一般的に怖い怖いと言われるマイクロ波の特徴です。
③磁場~温めている間だけ1.5~2m圏内に発生
3つ目が磁場。
電子レンジの電磁波の中、人体に悪影響を与えるとしたら、磁場です。
温めをスタートすると、磁場の数値は一気に上がります。
実家の電子レンジを測ったところ…
実測値で20,000nT(ナノテスラ)
磁場の安全ガイドライン値は250nTですから、80倍以上の磁場が出ていることになります。
※ちなみに、オーブン機能の場合は、3,000~4,000nT程度が一般的です。
20,000nTという数値自体は、非常に高い印象を与えます。
しかし、電子レンジを使う時間は、1日のうちにどれだけあるでしょうか?
毎日3時間温め機能を使っていて、常にその前で見張っている
というような使い方ならいざ知らず、
1日に3~4回、毎回5~10分使う程度で、健康被害が出るとは考えにくいです。
ここまでで、電子レンジの電磁波の特徴を整理してみました。
3種類に整理したことで、
電子レンジの影響って限定的なんだ!!とわかってもらえたと思います。
わが家の場合
ちなみに、わが家ではどうしているかお伝えしましょう。
うちには電子レンジがありません。
5年前からずっとレンジ無し生活を送っています。
特に不便と感じることも無いので、今後も買うことはないかなと思います。
食べ物のエネルギーが…っていう点についてはここで言及しませんが…
温めた後に「ギチっとする感じ」が嫌いなので、電子レンジは使っていません。。
ご参考までに…